風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

朝顔

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花屋で売ってるタネは、育ててもタネがつかないように加工されてるのか、昨年のひまわりも、一昨年の鳳仙花も、全然ちゃんとしたタネをつけなくてガッカリだった。ムスコに、花によってタネのつき方が違うことを教えたかったのに。それに対して、野生の朝顔から失敬してきたタネを使って育てている朝顔は元気が良い。タネもよくつくので、毎年、10くらいのタネから100以上のタネが取れる。

このタネが1つ1000円だったなら、大もうけになるのだが。

でも、他の人もそのタネを使って朝顔を育てるから、あっという間にインフレになるわけか。今年は6月から咲き始めている。

芝中学

神谷町まで行って、中学説明会を聞いてきた。芝中学。

東京タワーのすぐ隣で教室から東京タワーが見えるのだ。なんだか怪獣がビルの中をのぞいている特撮のシーンを思い出してしまった。それくらいの東京タワーの大きさだし、それくらいに近いのだ。しかし、我が家からは非常に遠いので、ここに合格して通うことになったなら、もう我が家は引っ越しするのは間違いない。孟母三遷

学校はおおらかで自由な雰囲気、こないだも書いたけれど、やっぱり男子校はいいなあと思う。気が楽で。女子が混じると、なんだか緊張してしまうものな、それが良いような気もするけれど、俺は選べるのだったらどっちを選んでいただろう。うーん、やっぱり共学かなあ、かわいい女子を見るのが好きだからなあ。

芝中学は敷地が狭いので、学舎は背が高くて7階建てくらい。まあ、それはそれとして、校長先生のしゃべりも面白かったし、国語の先生の授業の取り組みの話も面白かった。みんな、いいプレゼンするなあと、幾つか仕事のヒントになる話も聞けた。

平日に行ったのでお母さんだらけだ。

俺はプロジェクトの骨休めと言うことで今のところ毎週金曜日に会社を休んで、こうしてヨメと一緒に学校の見学に行ったり、週末に家を掃除したり、ぐーぐー寝たりしている。金曜日に仕事を休むと、金曜日の夜に、おー、明日から土日なのか!とものすごくテンションが上がる。

が、土日に何をしているかと言えば、大体、ごろごろしてしまう。

思わず考えちゃう

 

思わず考えちゃう

思わず考えちゃう

 

よしたけしんすけ、の本。

どうしてそんなことを考えるのだ、と思うようなアングルから、だがしかし、そこから見事な発展をして、そうしてほんわかするところに着地する、素晴らし手際のイラストレーターであり絵本作家のヨシタケしんすけ氏の絵本が大好きで、我が家にも、僕のニセものを作るには、という本がある。

そんな彼の随筆のような独り言のようなモノをまとめた本。

彼はやはり変わった人だった。ゲームなどが嫌いなのだという。自分で何かを決断するのがものすごく苦痛なのだという。受け入れていく人生がいいのだという。ものすごい受容性だからこそ、その受容の中に紛れ込んでいる小さな不思議を見逃さないのだろうか、つまり受容していないのだろうな、世の中を。

それが面白い。

うちの火星人

 

うちの火星人 5人全員発達障がいの家族を守るための

うちの火星人 5人全員発達障がいの家族を守るための"取扱説明書"

 

発達障害、と呼ばれるべき「人と違うところ」を抱えてしまった、おじさんのそれぞれの家族について説明した本。家族それぞれの特徴を動物に例えて、そうして「障害」とは呼ばずに、別の星から来た、と見なして、それぞれの家族たちがいかに生きにくい世の中で頑張って暮らしているのか、それとともに作者もいかに頑張って子どもたちを育ててきたのかが、明るい4コマ漫画とともに綴られる。

うちの息子もちょっと変わったところがあるので、なにか参考になるのではないかと読んでみた。特にすぐに役立つところはなかったけれど、いろいろな人がいるのだ、ということと、そういう人たちと暮らしていくことは可能なのだ、ということを考える良いヒントをもらったように思う。

北北西に雲と往け

 

入江亜季

17才の特殊な能力を持った若者が探偵業をアイスランドで営む、という話。アイスランドのことがいろいろわかるだけでなく、彼の弟を追ってやってきた刑事などの話も織り交ぜつつ、とにかく絵が気持ちがいい。主人公は電子機器と会話ができるという、不思議な力があり、自分の車と会話したり(主人公にしか声が聞こえない)する。携帯電話の機械そのものと会話したりもできる。主人公はクオーターで、アイスランドにおじいさんが住んでいて、彼と一緒に今のところ暮らしている。そして猛烈な肉好き、という設定。

弟は謎の力で人に自分の腕が切れたような幻覚を見せる。彼の叔父と叔母もその力で殺されたのかもしれないし、そうでもないかもしれないが、いずれにしろ不穏な存在。まだまだ謎の多い家族なのだけれど、そんなドロドロした話を、アイスランドの広大な自然が中和してくれる。

フランケンシュタインの誘惑

NHKEテレの番組。前回から見始めたのだが、面白いのでオススメしておきます。

科学者が、倫理を無視して純粋に科学のために行った挑戦のために、過去におきた色々な惨事や事件を、吉川晃司の重々しいナレーションとともに味わうことができる隠れた名番組だ。

前回は市場予測に挑んだ科学者たちが起こした、リーマンショックなどの、金融工学がテーマだった。

雨の蒲田

蒲田駅をでたら雨だった。折り畳み傘を出そうとしたがカバンが重いので、カバンを置くところを探した。雨脚はなかなか強い。自販機の横にゴミ箱があった。そこにカバンを載せた。足元を雨が濡らす。爺さんがすぐ横に立っていた。近い。ぼうっと放心しているので、嫌な予感がした。爺さんがゴミ箱に向けて放尿していた。爺さんの萎れた男根と、そこからでてくるものを直視してしまった。びっくりしてしまい、その映像が未だに頭から離れない。蒲田のイメージがさらにダウンだ。

息子のやつは毎日見ているし、別に不快ではない。ソーセージみたいだ。しかし、爺さんのはなんであんなに不快だったのだろう。