風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

論破力

2chの管理人を過去にしていて、あちこちのメディアで論客として登場している、ひろゆき、の本。俺も別に人を論破する必要はないのだが、面白そうなことが書いてあるのでブックオフで買って読んでみた。ひろゆき本人が冒頭で書いている通り、人を論破することよりも、論破などしなくても自分の意見に同調してもらえるのが最上なので、やはりこれは、ひろゆき、がどういう人で何を考えているのかを味わって楽しむ、ある種のファンブックだと思う。実用的なことも書いてあると思うけれど、やはり、それも、ひろゆきならこうするんだな、という読み方の中にある。

人と一対一で議論してはならない、というのは面白かった。間に審判をおいてこそはじめての、論破、になるわけなので。

 

ひろゆきは毎週のように動画をあげていて、酒を飲みながらネットで送られてきた質問に、だらだらと2時間くらい答えるだけなのだが、なるほどそういう考え方ね、と、面白くて勉強にもなる。

聴きながら寝るのがこの頃の日課だ。

遥かなる、しまなみ海道

3月の息子の学校の春休みにあわせて、仕事も2日ほど休みをもらって、息子の大好きな日本の城めぐりを企画した。

松山城

今治城

高松城

そして、姫路城を巡る3泊4日の旅である。

途中で小豆島を経由することで、四国の城と本宗の城を共に巡るという荒業を実現したのだが、そうしないとならなかったのは何しろ今治と高松が遠かったからだ!

新幹線は四国を走っていないので、距離によって生じる時間はむき出しの離れ具合だ。

 

今治から自転車に乗って、しまなみ海道を走るのが夢だったが今回は断念。旅行の日程でいくと、子供達が春休みになる時期はことごとく宿が満室だったのだ。しまなみ海道を自転車で走ると、その夜に止まる宿を確保できないのだ。

うーん、もっと早くから予約が必要だったらしい。

まだ1ヶ月先のことだということと、コロナ流行で旅行する人は少なかろうという油断で、しまなみ海道は見送らざるを得なくなった。

なので、しまなみ海道を行こうとしていた時間をまるっと高松への移動時間に充てた。

いつかしまなみ海道70キロを走破してみたい。

コロナのせいでホテルが苦しんでいるという話を聞くが、そうでもないのではあるまいか。

 

苦心惨憺、やっとそれなりの計画が立ったら、時計は午前1時半になってしまっていた。

海獣の子供


【6.7公開】 『海獣の子供』 予告1(『Children of the Sea』 Official trailer 1 )

海獣」という響きから、円谷プロのああいうヤツを想像していたのだが、ジュゴンという生き物のことをそういえば「海獣」というんだった。

この映画はひたすら映像に圧倒されるしかない。

映画の後半に入ったら、もはや話の展開に追いつけない。何が起きてなんでそういうことになって、どうしてそういう世界になるのか、ほとんど説明らしい説明はない。これだけ何も説明しないままに圧倒的にグイグイ進んでしまうアニメは珍しいのではないか。そうしてそれでも構わないから続きを見ていたいと思わせる、その映像の破壊的な美しさ。面白かったか、と言われると答えに困る。面白い、というのとは違う。ただ見ていることが気持ち良い映画なのだった。

言葉にすること、されることを拒絶する映画なのだ。命というものについて扱っている作品なので、言葉でその世界を掬い上げようとすることには土台無理があるのだけれども、なので潔く言葉を全く使わずに描き切ってしまったところがこの作品の稀有なところだ。

 

心が疲れてしまった人、疲れてしまった時に見ると、何か気持ちの良い癒しがあるかもしれない。

加湿器壊れました

壊しました、と、書くべきなのか。

水垢がついてヌルヌルしはじめたので、台所で歯ブラシを使ってゴシゴシと水垢を取ったら、超音波を出す部分をいためてしまったらしい。スイッチを入れても超音波が出なくなってしまった。ネットには、しばらく置いておいたら直った人の記事もあり、俺のもそうならないかな、と、思ったのだけれどもダメらしい。

買い替えようかとネットを眺めたのだが、もう加湿器を使う季節も終わりかけなので、来年を待つか、或いは季節の変わり目で在庫処分品が出てきたら、ということで買い換えは控えることにした。

夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦の小説。ブックオフで220円だったので、試しに買ってみた。

彼の小説はお話そのものにはいまひとつカタルシスがなくて、この先どうなるのだろうか、とドキドキしたり、登場人物にいたく共感したり、腹を立てたりすることがない、というのがお話として微妙なのだが、それを補って余りある語り口が心地よい。その語り口に身を任せて、文字を音として読みながらそれに酔いしれるのが彼の小説の楽しみ方だと思う。「恋文の技術」もそういう風にして楽しく読んだことがあった。

黒髪の乙女が京都の夜の街を闊歩して、そして彼女に惹かれるある男(先輩)がその彼女の気を引くために奮闘努力する話だ。話としてのリアリティは薄くて、やはりSFに近いテイスト。なのでどういう展開になるのか読んでいてわからない。電車の中に巨大な屋敷が入っていたり、天井にコタツがついていたり、自由奔放である。

 

文字で読ませる娯楽だということをよくわかって計算して書かれている小説なので、そのサービス精神にうっとりである。

一人称が、黒髪の乙女と、先輩とで交互に入れ替わる構成も新鮮だが、その切り替わり方が鮮やかである。

先輩が「地獄のようだった」と書いた直後に、乙女が「天国のような」と対比させて綴るその落差と切り替わりが面白い。よく計算されているなと思う。

 

半分まで読んだところなのだが、読んでいて2回も「ガハハ」と笑ってしまった。ありがたい気分転換である。

 

 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

 

 

バレンタインデー

f:id:nonparking:20210214183417j:image

ヨメが買ってきてくれた。バレンタインデーなので。

 

非日常感まったくなし!

だが、チョコレート菓子の中でこれが一番美味いと思う。

これに続くのが、ロッテの紗々ね。

ブルボンのアルフォートもこれに追随。

冬のソナタ

f:id:nonparking:20210213125508j:image

たまにやるとパチンコ勝てる説は、俺にとってはわりと当たる。そんなわけで1ヶ月ぶりくらいに行った。全然確率変動にならないのに時短からの引き戻しが驚異的に続いて5回くらい引き戻して、大当たりとなったが、確率変動にならない率も異常で、ずっと通常の大当たり。なんだコレ、コワレテルのか?と疑いたくなるくらい、と、統計的にあり得ない状況からの28000円の勝ちとなった。

 

パチンコとは関係ないのだが、俺は主人公の優柔不断で煮え切らないユジンよりも、気に入った男を手に入れるために手段を選ばないチュリンの方が好きだ。