風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

人が足りない世界 2

同年代の知り合いの子供で、彼氏や彼女を持つことに興味のある層が減っている。アニメやアイドルなどで異性への興味は消費。実物の人間同士のしがらみや思い通りにならないことへのストレスには、初めから近づかないというところか。

近頃のアニメも恋とか愛とか、そういうものを排除して、というか必要としていないものが増えているように思う。

異性と付き合うことが楽しいかどうかは人それぞれ。だが、相手がどう思っているのかを懸命に想像する思春期の努力や工夫は、社会を過ごしやすくするための能力を育てると思う。恋をたくさんしてきた者に比べて、全く恋と縁のなかった者は、接している人の心を読み取る力が弱いのではないかと自分は考えてしまう。