風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

義父の一周忌

 嫁のお父さんの一周忌で清澄白河まで。雨が降っていた。
 10:00に東急デパートにてお供物にあたる果物のセットを購入。息子はデパートで好きなお菓子を買って自分のリュックに詰めた。


 足元の良くない中、お寺さんまで。参加者は嫁と自分、そうして息子の3人というさっぱりした顔ぶれ。お念仏をもらって、南無妙法蓮華経と自分も10回唱えて、そうしてお香をあげた。まだ1年なのかという思いがよぎる。たった1年で随分と生活の制約も出てきたし、いろいろなことが変わったような感じがする。嫁の母の認知症は目に見えて悪くなっているし。
 お寺からお墓までは徒歩で1分くらい。お花を上げた。
 雨の中で水を墓石にかけるのはなんだか意味が分からないが、ともあれ水をかけて、そうして駅に戻ってきた。
 日頃の疲れかなにか異様におなかがすいていたのは、風邪気味だったからか。
 
 渋谷の回転ずしの美登里の入場のための列に加わる。外国人もよく訪れるお店だ。行列に並んで座っていると、後から来た中国人の娘が列の前のほうに行って、そうして後ろに戻りながら仲間に、アーシー、と言っていた。
「あと20分だって。中国語で言ってるよ」
 と嫁に言ったらとても感心された。
 渋谷で中国語が役に立つとはね。

 

 食べ過ぎたので帰りの電車の中で爆睡。そうして家に帰ってからもパチンコにはいかないことにしているものの、テレビは子供にゲームのために独占されてしまったので、寝ることにしたらいつのまにか夜の8時になっていた。

 嫁の実家の物置がもっとも片付けたくないところだというので、そうしてそういうところから片付けるべきだろうと俺は思うので、次回、彼女の実家に行ったらまずそこから手を出してみたいと思う。あわよくばやらずに済ませたいと先延ばしにする嫁と、先延ばしなんてできなくて必ずいつか捕まるのだからさっさとやって気を楽にするべきだ、という自分は行動が全然違う。結果的に嫁のほうが合理的だったこともあるし、自分のほうが正しかった、ということもある。なかなか「いつも正しいやりかた」というのはないもののようだ。