風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

日産とスバルの検査資格

日産とスバルで検査資格のない人が最終検査をしていたことにつき問題となっている、というかマスコミが騒いでいる。スバルでは25年くらいそのような状態で運用していたとのこと。

日本の技術が揺らぐなどとテレビやネットは騒いでいるが、本当にそうだろうか?

25年もそのような状態でなんの問題もなく車が利用され続けてきたのだ。問題ないんじゃないか、と思う。検査資格というものの必要性の方がむしろ問われるべきではないのか? そんなものなくてもちゃんとした車のチェックはできるし、歴史的にはこれまで出来てきたのだ。

そのアングルからの報道がないのがつまらない。建前に弱い国だなぁ、と思うん。唯一、トヨタの社長が、検査の制度そのものの見直しも含めてこの問題は議論されるべきとテレビで言っていた。自分と同じことを言っていると思う。流石、トヨタは余裕の発言だ。

マスコミってバカみたいだと思う。確かにルール違反はよくないが、時代遅れのルールもよくないはずだ。両方を議論の題材にしなければ、単なる弱いものイジメではないか。

この世からニュース報道がなくなったら、イジメはもっと減ると思う。大勢で少人数をいたぶろうとする大人たちを見てる子供に、イジメはよくないと言っても、頭ではわかっても腹落ちしないだろう。

閑話休題

検査する資格があるかないかは社内でしっかり見極めていたので問題ない、と、日産やスバルには言って欲しい。が、まあ、一ヶ月もすれば他のニュースによって人の口に上らなくなるだろうけれど。