タイトルは永い言い訳。
見ごたえのある作品だった。彼女の作品は、ゆれる、夢売るふたり、をこれまで見ている。彼女の作る物語は、起きてしまった事件によって変化していく人と人との関係を、重たくて容赦のない目線でじっくり描く。重苦しい結末もまたある種の希望であるかのような描き方で、自分は好きだ。本木雅弘は、その人の自然が他の人と違っている、という作品にとてもしっくりくる。おくりびと、以来の主演映画らしい。
タイトルがとても良いと思う。
言い訳をするということは、少なくとも悪かったという気持ちはあるわけだ。そんな中で、いったい言い訳とは何のことなのか、考えてみるのも面白いのではないか。
