風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

年賀状

60枚近い年賀状を出すのはなかなか難儀だった。毎年、面倒だなあ、と思いつつ用意するのだけれど、年に1度くらい久しく合っていない人や顔を見ていない人のことを思い出すのも、なかなかいいものかもしれないと思いつつ、1人1人にメッセージのようなものを書いたりしてみたのだった。

年賀状にはこのブログへのリンクもつけておいたので、見てみたいと思った人がもしもいたならば、俺が見てみた映画や漫画や小説や、それからいろいろと思い悩んだりしていることなどを、なかなか簡単に共有できるのは便利かもしれない。近況の報告、というのは、これで済んでしまうようなところもある。

昨年の今頃は「本当にこのプロジェクトは終わるのだろうか」と心が追い詰められていて、うつ病診断サイトを毎日のように見ていた。そうして自分がまだうつ病でないことをうれしくも物足りなく思ったものだった。こんなに苦しいのに自分はまだうつ病ではないのだな、と。

しかしきっちりと桜の咲く頃にプロジェクトは終わった。そうしてあの頃予想もしていなかったようなことを幾つかちりばめつつ、今年も終わろうとしている。来年の今頃もきっと、まさかこんなことになるとは思わなかった、という何かを胸に抱きながら、こうしてパソコンの前に向かっているのかもしれない。

1年というのは、結構長いものだ。