風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

アラビアのロレンス

大学生の頃に1度見たきりで、なんだかぼんやりした印象しかなかったので、少し、世界史について知識が増えてから見てみたら面白さも違うかと思って見てみた。200分もの長さの作品なので、こういう休みでもないことにはなかなか手が出しにくいし。

映画としては光景が絢爛だし、情景が美しいのだけれども、ロレンスがどういう人物でなぜその行動をとったのかについての説明がないままなので、なんだか情緒の不安定な奇人、という印象がぬぐえない。どうしてこの人はこうなのか、ということに対する共感ができない映画は、なんだか見ていて取り残されたような感じがしてしまう。

まあでも、音楽の美しさだけは本当に素晴らしいと思う。