風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

最強のニーチェ、再び

 

飲茶の「最強! 」のニーチェ

飲茶の「最強! 」のニーチェ

 

 やはり思い悩んだときは哲学でしょう、ということで、家にあったニーチェの本を再び読んでみた。どんな内容だったのか忘れてしまっていたので、読み直したことで内容が頭に入った。和尚、という人の本も同時に読んでいるのだけれど、彼らが共通して行っていることは、過去や未来にとらわれてはいけないということだ。現在を生きる。現在を生きるためには、意識していなかったことに気持ちを向けることだ、という。つまり呼吸とか、だ。吸っている、吐いてる、吸ってる、と意識していると、現在の自分に目が向けられてくる。瞑想もそのような原理だったと思う。

 自分はひとまず、歩くときに足の裏を意識するようにして今日を過ごした。地面を感じていると、未来に対する心配も、過去の悔恨もあまり心に入ってこなくなる。ぎゅっ、ぎゅっ、と歩いていると、ああ、生きているんだなあという気分になってくる。自分はまだまだなのだけれども、そういうことを自然に実践している人のことをニーチェの哲学では「超人」と呼ぶらしい。