風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

Fight Club

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Amazon動画で無料だったので視聴。

親ともうまくいかず、仕事でもストレスがたまっている不眠に苦しむ主人公は、自分より苦しんでいる人たちが集まる会をはしごすることで、何故か安眠のきっかけをつかむ。が、やがてそれも、同じようなことをする女性の登場で歯車が狂い始める。そして、ブラピの演じるタイラーダーデンという男と出会い、そして、自分の破壊、殴り合いの中から、自分の実存を見いだす。が、やがてそれは社会の破壊へと広がっていき、そして抑えの効かない広がりを見せていく。

そしてタイラーダーデンの正体を知ったとき、主人公も、そして映画の鑑賞者も、ぶったまげることになる。

殴り合うことで自分の存在を感じる、そしてそれが共感を呼んで人を集める、というところまでは面白かった。が、次第に、思っていたような映画でなかったことがわかる。

ブラピのアウトローな感じが気持ち良い。こうありたい、と男ならみんな憧れる。

そう、みんな世界をぶっ壊したいのだ!そのぶっ壊したい感覚がとにかく溢れまくっていて、その辺は爽快だ。みんながぶっ壊したいからこそ、アメリカ中に、ファイトクラブがいつしかできてしまうことになるのだろう。そこは荒唐無稽でありつつも、説得力がある。

 

不便や混乱こそ生きる感覚。そしてそれを取り戻せ!と、この映画は訴えてくる。