2日目だ。朝食後にまた横になる。
何かまたネット動画を探してみる。ホラー映画は今は見たくない。以前はどんな映画でも楽しめたのに。こういう風に変わるものなんだな。
マックのポテトも食べたくない。
何しろ強い刺激のものは遠ざけたい。サスペンスとものや、騒々しいバラエティも疲れてしまうので、避けたい。子供向けのアニメとか天気予報、旅の番組なら好ましい。
感覚が鋭くなっているから、しつこく掃除することが苦にならない。むしろ掃除していると心が落ち着くから便利だ。
ご飯が美味しい。
このために自分は本当の鬱病とは診断されないでいるのだけれど。
時々急に泣きたくなったりして、かなり精神状態はアンバランスだったけれど、食べ物だけは美味しく感じられたものだ。
昨日は大戸屋さんでヨメとランチを食べた。
カキフライ定食だ。コメのつぶつぶ感、味噌汁のかつおダシ、カキフライのパン粉のサクサク感が、いつもよりもくっきりと前面に出てきていると感じられた。
気持ちが過敏になっていて、店員さんの礼儀正しさが心に響く。世界のひとつひとつが前よりも少しクリアに映る。良くも悪くもだ。
北野たけしのHANABIという映画にも、傷ついた心のヤクザの主人公が芸術を次々と芸術を作るという話があったよな。
病める心と芸術は相性が良いのだろう。今のうちに俺も絵でも描いてみようか。
絵を描くことで元気も出るような気がしている。