風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

霜月を越えて

師走になった。

10月はまさに神も仏もないものか、の神無月であった。11月は適応障害に見事に認定。今は朝ご飯の後に寝ないと体のリズムが良くなくて、吐き気のようなダルさのようなものに見舞われる。怪我のように目で見ても、その深刻さが相手にわからないだろうから、元気に見えるだろうから寝かせてくれとはヨメにも子供にも少し言いにくい。遠慮できるくらいには元気になったということで。

幸いなことに先週からずっと好天に恵まれており、天気の神様は俺の回復を後押ししてくれているよう。天気のいいのは実に助かる。セロトニンがきっと体内でしっかり作られているに違いない。

午前の4時に起きはしたものの、また入眠することが出来た。以前は寝付くのに苦労して、音楽などにしがみつくようにして寝るのに苦労していた。それを思うと少しずつ良くなっているらしい。

小さなことがうれしいのがこの病が治る頃の特徴なのか。

繊細な神経を残しつつ、世界の美しさに気づくゆとりが生まれている今こそ。

 

秋風の冷たさが

エレベーターのデジタル数字が

小春日和の柔らかな日差しが

真っ直ぐに飛んでいくカラスが

道ゆく知らない老夫婦が

どれも何だかとてもありがたいものに思えてしまうのだ。

 

病気や怪我のニュースの絶えない2018年の我が家であった。それも残り1ヶ月。