メンタルクリニックにて、この人は働けます、という診断書が出た。病気のふりして休むこともできたかもしれんが、それもなんだか情けないので、素直に会話して、すでに働いていることを伝えた。面談して、こいつ治った、と判断してもらえたようだ。
よかった。そしてツライ日々であった。
地下鉄でホームに立つ時、衝動的に飛び込まないようにホームの内側に立つようにした。時々は柱に捕まったりした。そんな日々を越えて、こうして今日もまだ生きている。
石原さとみのイーオンのポスターが眩しい。かわいいなあ、と、眺める。死んでしまっていたら見ることのなかった笑顔だ。
今日は飲み会に行ったのだが、美味しいエビの刺身を食べた。これも死んでしまっていたら、味わうことができなかった。
何が俺の心を追いつめたのか、時々聞かれるのだけれど、未だによく原因が整理できていない。兎に角いろいろなことが嫌だったのだろう。お客さんも好きになれないままだった。