風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

心との対話

一人で布団の中で、なんで仕事をつらく思うのかについて考えてみた。自分に質問してみて。何か不安なのか? 何か怖いのか? 質問してみた。ソフトが難しいから?組織の問題?

こんな質問がでてきた。

単にお客さんの担当のことが嫌いなのか?

 

当たりらしかった。

 

そうか、嫌いだなと心の奥で思っている人に、愛想良くしたり、礼儀正しくしてみたり、好きになろうとしてみたり。嫌われないようにするために神経を使ってみたり。

もしかしたら、それって、自分の心に対する虐待みたいなものだったのかもしれない。

頑張れ俺!と、嫌がっている自分を無理に引っ張って、何かをやらせようとしていたから、こうして心が重くなってきたのかもしれない。そう考えてみたら、スーッと心が軽くなってきた。なんだそうか、好き嫌いの問題だったんだな。俺があんまり好きでない人に、嫌われないようにしようとするところに負担がかかっていたんだな。

嫌われたっていいじゃん。

 

こんな素朴でつまらない気づきにたどり着くのが、意外に大変なのだ。好き嫌いの次元に病根があるとは思わなかった。

これは俺の性格の中にある弱点かもしれないな。人を嫌な気持ちにさせたくない、という反射と、でも嫌な人までそこに含めるのはスッキリしない、という葛藤。

 

嫌われたっていいや、と、思うことができたなら、それで心が軽くなることもあるらしい。

 

そしてどこが好きでないのか、心の声を聞いてあげると良いように思う。

そして今後、その人と接する時には、一度、内心で、この人のことは好きじゃないんだよな、と前置きをするのが良いのではないか。好きじゃなくても、仕事の質が下がったりはしないよ、たぶん。そんなには。