風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

メメント

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アマゾン動画で視聴。この映画を見るのは20年ぶりくらいか。話の顛末や骨格は覚えていたが、細かな話のつなぎ方は覚えていなかったので、改めて見てみた。

記憶が10分しかもたずに、10分たつと10分前のことは忘れてしまう男が、嫁を殺した犯人を見つけ出して復讐しようとする映画。彼は記憶がもたないのでメモが頼り。大事なことは体に刺青しておく。

話はラストシーンから始まって、少しずつ過去に遡るという、大変ユニークなつくり。なので、馴染んで見ていた刺青、あとになるとそれを入れることにしたきっかけを見ることになる。実は見ていたこの100分の映画の意味をひっくり返す、最後のネタばらしは、何とも苦い後味。10分しか記憶がもたない男の、生き甲斐の話であったわけだ。

まあ、誰でも一度は見ておくべき印象に残る作品。