よしたけしんすけ、の本。
どうしてそんなことを考えるのだ、と思うようなアングルから、だがしかし、そこから見事な発展をして、そうしてほんわかするところに着地する、素晴らし手際のイラストレーターであり絵本作家のヨシタケしんすけ氏の絵本が大好きで、我が家にも、僕のニセものを作るには、という本がある。
そんな彼の随筆のような独り言のようなモノをまとめた本。
彼はやはり変わった人だった。ゲームなどが嫌いなのだという。自分で何かを決断するのがものすごく苦痛なのだという。受け入れていく人生がいいのだという。ものすごい受容性だからこそ、その受容の中に紛れ込んでいる小さな不思議を見逃さないのだろうか、つまり受容していないのだろうな、世の中を。
それが面白い。