ティムバートンの超古い古典。有名な作品なので1度は見てみようと思った。CGなどがない時代に、頑張って、コマ撮りアニメとか、いろいろなかぶり物とかで、工夫して映像を作っているのが懐かしくもうれしい。
話は、不慮の死を遂げたラブラブの夫婦の家が売りに出されることになったが、その夫婦は実は幽霊としてその家に住んでいたのだ。ただ、その夫婦はとても優しい気のいい人たち、そうしてその家を買いに来た家族は大変癖のある家族で、むしろお化けがいるならばそれを売りにすれば金儲けができる、と喜んでしまう。ホラーコメディという非常に独特のポジションを獲得した映画。
この物語の展開には一見の価値があると思う。さすがは古典。
ところでその話に絡むのが、妖怪世界のやり手のビートルジュース、不思議な力で人間の家族たちを追い払おうとしてくれるのだが、少し面白がりすぎて度を超えてしまい、歯止めがきかない。言うことを聞かない。
自分はこの吹き替え版を見たのだけれど、ビートルジュースはずっと関西弁。どうしてこういう人間の言葉をしゃべる、しかし人間でないもの、には、ときどき関西弁がすごくマッチするのだろう。
前に読んだ「夢をかなえる象」のガネーシャも関西弁だった。人のいい人物たちを巻き込む、イケイケのキャラクターには関西弁があうのだろうか。