風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

天気の子

新海誠の新作映画。

前作の、君の名は、よりも話はスッキリしていてまっすぐに楽しめる。前作は、長野の村が流星に潰された話が出てきてからトーンが変わり、また、どうして二人は名前を忘れてしまうのか、についてよくわからないまま、物語についていくばかりとなったが、今回はあまり話を広げずに新宿だけに舞台を絞ったのが良かったのだろう。

映像は相変わらずの新海誠のマジックの洪水だ。1つ1つの映像が美しい。ヒナの力で神宮を晴れにして、そこへ花火が上がるところなどは殿堂入りの美しさだ。

物語はしかし面白いところに決着。ネタバレになるから書かないでおくが、ヒロインが世界を救うだけのハリウッド系の話とは違う。東京を心から愛する監督が、東京をファンタジーの舞台に変えてしまったのを、嬉しく味わえた。

 

君の名はに出ていた主人公の二人が、二人とも1分ずつくらいだけどでているのは嬉しかった。軽いファンサービスか。