風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

金魚の飼育 2

水槽の白濁が気になって調べてみたが、どうやら浄化バクテリアというものがいないせいらしい。これらが繁殖すると餌の食べ残しや、糞などを分解してくれるらしい。それがないうちは浄水器を頑張って動かしても白っぽい濁りはなかなか消えないようだ。新しい水槽によくあるそうだ。俺は雑なことに水道水を今回使ってしまっているので、カルキのせいでなかなかバクテリアが育たないようだ。ネットによるとバクテリアは水底や水草につくという。ということで水草のマツモというのを近所のペットショップで購入した。それから水槽が映えるように少し大きい金魚も追加で4匹買い足した。一尾130円だった。でも大きい金魚がいると水槽の中のいいアクセントになる。驚いたことに全部で20匹近くいるわけだが、まだ1尾も死んでいない。子供の頃はどうやっても死んでしまう金魚に幾度も悲しい思いをしたものだが、歳をとると面倒くさがらずに手間を取れるようになるのか、水草を買ったり、バクテリアが育つまでじっと待てる。それからインターネットの存在を忘れてはならない。俺が子供の頃にはこんなにいろいろなことをただで教えてくれる媒体はなかったものなあ。

瀬戸物のトンネルのようなものと、水草を沈めた。

バクテリアは早くても2週間、遅いと一ヶ月くらいで、水槽に増えるらしい。そのあとは水道水の追加は厳禁だ。ちゃんと汲み置きをしてから入れ替えないとならないのだが、バクテリアが増えた後の水槽は見違えるように透明になっていくとネットには書いてあったので、そうなれば手放し運転だ。餌を定期的にちゃんとあげさえすれば、水槽の中は自然にいろんなものが連鎖しあって丸く収まるようになる。

 

これを「水槽を立ち上げる」というらしい。これまで立ち上げたことも、立ち上げようとしたことさえなかった。知らない世界に手を出すのは面白いことだ。