学校に行きたくない君へ

 

学校に行きたくない君へ

学校に行きたくない君へ

 

時々うちの息子が学校に行きたくないのは、学校の勉強がちょっと彼には簡単になってしまっていることと、いまいち彼と心を通わせあえる友達ができていないことと、まあ、児童を楽しませるような授業なんてなかなかできないこと、そもそも日本の学校は生徒を机と椅子にしばりつけて、何かを詰め込むようなことが多いので、そんあわけでそれほど不思議でもないし深刻でもないのだが、こんなタイトルの本を手に取って読んでしまうということは、やはり息子が学校に行きたがっていないことを少し気にかけているのかもしれない。

いろいろな著名人が「学校に行きたくないという人へ」ということで、インタビュー形式で思ったことを語っている。山田玲司とか、樹木希林とか、なかなか有名な人が名を連ねている。インタビューしている人自身が、実は学校に行くことにつらさを感じていた経験があるので、インタビューの形をとっているが、人生相談の趣もあって読んでいてなかなかしみじみと面白かった。

本の趣旨からいうと当たり前になるのだろうが、誰も、学校にはいくべきだ、という論を張っている人はいなかった。学校をあまり意味のない場所にしてしまったのは誰なのか、文部省か? それとも時代か? たしかに学びは人生を楽しく豊かにするので、勉強はしたほうがいいと思うが、今は、インターネットや塾でいろいろなことを考えさせてくれると考えると、学校は人を拘束するだけの機関になりさがっている感はたしかにある。