地獄のぞき、を、下から見たところ。
突き出しているところから下を見られるようにしてある。
でかい!大仏様。しかしここにたどり着くまでが、苦しかった。
ほうら、登り口にはこんな注意書きが。
鋸山へケーブルカーで昇り、地獄のぞきまで歩く。なかなかに登り坂がつらい。
途中で百尺観音というものを見る。高さ30メートルくらいの観音像が岩肌に彫ってある。
有名な地獄のぞきは、のぞくと地獄のように恐ろしいのかと思っていたが、それほどでもない。これは多分、お釈迦様の目線で眼下50メートルくらい下の切り立った崖と崖の間の景色が、まるで地獄を見下ろすように見えるからではないかと思った。肝心の地獄には人があんまりいなかったけれども。
日本で最大の大仏を見るためにくだった、700段の階段の方が地獄に近かかった。
上り側の入口には注意の札があった。軽い気持ちで昇り始めてはならん。下りでも疲れたのだから。
お茶所で抹茶を頂いて、保田という駅まで田園の景色を歩く。天気に恵まれて愉快な散歩道となった。全く誰ともすれ違わない。田舎の田んぼの横の道、うちの家族しかいなかった。