イギリスの映画に出てくる人は貧乏が多い。イギリスは国としても貧しいのだろうか。
トレインスポッティングや、最近話題の、家族を想うとき、も、兎に角お金がない。フルモンティの世界でも主人公はお金がなくて困っている。
ダニエルブレイクさんは、心臓発作で仕事を辞めることになった、初老の大工だ。ヨメもおらず、子供もいなそうに見える。
再就職も、失業手当もパソコンがないとできない世界で、ダニエル氏は、役所で冷たくされた3人の子供たちの肩を持つ。なんとかしてやれよ!というものの一緒に摘み出される。そしてともに彼女らと生活を始める。
弱い者が斬り捨てられる世の中、これはイギリスだけに起きていることではないと思う。そんな中で世の中に屈せずに、どうにか生き抜いてやろうとするオッサンの姿は微笑ましいし、なんだか元気をもらえる。