マウスの持ち方　3通り

右手の小指がじんじんと弱く痺れる症状が二週間くらい前から出ていた。考えうる最悪をネットで検索するのが趣味のヨメによると、リウマチやら心筋梗塞やらを疑われた自分である。大した痛みではないのだが、治らないかなと気にはかけていた。

近くの大手家電量販店で、自分にも何か年末のプレゼントをと、ぶらぶらしていた。

ゲーミングマウスというのが陳列されていたので触ってみた。でかい。重い。

しかし・・マウスの動きがすごくしっくりくるし、手にピタリと張り付くようだ。道具の究極は体の一部のように使えることで、そういう点では満点に近い。むむ、これは気になる。触っては離れ、離れては触ってみる、を繰り返す。マウスをひっくり返してみたりする。

G603というロジテックの商品だ。

だが、これを持ち歩くのか、俺、と、ためらうくらいの重さである。電池を入れると130グラムらしい、と、ネットで確認した。

で、結局、Amazonで注文してしまいました。

マウスを動かした時の小指への負担の少なさに、なんだ、もしかしたらマウスの持ち方のせいだったのかあの痺れは、と思ったからだ。健康のためという大義名分は、買うかどうかをためらう背中をこれ以上強く押すものはない。

かぶせもち

つかみもち

つまみもち

と、正月が近いせいか、どれも美味しそうに見えてくるが、調べると、マウスの持ち方には、この３つがあるのだという。

仕事をしているときの自分は、人差し指と中指を曲げたつまみもち、だが、これを長い時間続けていることで指に負担が知らず知らずにかかっていたということはあるまいか。来年からこれに切り替えることで、少し、痛みもひいてきたらいいのに、と思う。

体の状態と脳はつながっているので、リラックスしているかぶせ持ちにした方が、メールを読んだときの緊張状態も軽くなるのではないかと、このマウスを持ちながら思った。鷹揚でゆったりした気持ちになったからだ。

仕事でストレスがたまりがちの人は大きめのマウスに変えてみて、かぶせもちにしてみてはいかが？荷物が少し重たくなるのと引き換えに、心が軽くなるかもしれない。

風紋