風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

いろはにほめ言霊

 

いろはにほめ言霊 幸せを呼ぶ47のほめる方法

いろはにほめ言霊 幸せを呼ぶ47のほめる方法

 

 武田双雲の本は本人の前向きな人柄と明るさが思い切り輝いていることが多いので、ちょっと元気のないときにおすすめだ。この本は、いろはに、の順で、その音から始まるいろいろな褒め言葉を順に書いている。い、は、いいね!から始まり、順にいろんな褒め言葉があるんだ、ということを明るく書いている。

る、に至っては、るい何世ですか?を褒め言葉にするくらいの、若干無理をしているところもあるのだけれど、この本のメッセージはつまり「こんなに無理矢理にでも探してみれば褒め言葉はあるのだから、人を褒めないのに、言葉が思いつかないなんて言い訳は認められない」ということだ。

そうして誉めていれば、誉め合っていれば、世の中はもっと良くなるはずだ、と彼は言っているし、彼が目指すのはそのような心地よい世の中なのだろう。それを「書」というもので実現しようとしているやり方は、とても回り道のようでもあるが、その一方で、芸術なのでとても直接的だともいえると思うわけだ。

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おれの気に入っているSNSゲームの大会の題字も彼である