風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

中学受験のお手伝い

息子の中学受験の算数の問題を一緒に解いてようとしても歯がたたないのだ。ニュートン算と呼ばれる計算問題など、一体どこから手をつけたらいいのか分からない。小学校の算数の問題というのは、その解き方のようなモノを教育されないと、どうしたらいいのやらという気持ちになる。よしんば分かっていても、それをしっかり計算して結果を出すのは難しい。俺には。息子は算数はむいているらしく、暗算を混ぜてさっと計算結果を出す。その手際には驚嘆である。

社会の歴史も、ポツダム宣言とか、サンフランシスコ条約とか、そういうことについて小学校のうちから勉強している。俺は小学校の時にはこういうことについて勉強する機会もなかったこともあるが、まったくやっていなかった。頑張って頭に入れていい点数をとろうとしている息子を見ると、なんてすごいやつなんだと尊敬してしまう。自分を律する気持ちが強い。嫌みを言われるのがイヤだからというのもあるだろうけれど、逃げ出さずに、負けずにやりきれるのだから、えらいことだ。

親馬鹿も混じっているとは思うのだけれど。

これだけ勉強しているのだから豊かで面白いことのたくさん経験できる人生になってくれたらいいなあ、としみじみ思う。

 

俺もわりと運に恵まれて要領よくやってきているが、今のように、仕事をしていて悩みもあるし、ストレスで早く起きてしまったりと、苦しい時間がやってきている。そんなに楽勝人生だったとはいえない。学生時代もさえなかったし。どうにかこうにか帳尻を合わせて暮らしている感じだ。そこそこ勉強もしてきたし、器用に過ごしてきても、こうなのだ。人生は結構、難易度の高いゲームだと思う。

息子には自分の居心地の良い場所を、苦楽を納得して受け入れられる場所を、手に入れて欲しい。