2chの創設者であり、ニコニコ動画を立ち上げた、時代の寵児ひろゆき。彼が何を考えていて、どのように行動することにしているのか、を彼自身が書いたもの。1%の努力、というのは、つまりは生活における心がけと工夫と割り切りさえあれば、1%の努力でなんとかなるはず、という本だ。
読んだだけですぐに彼のような成功をおさめられるとは思えない。が、そうだよな、と思える話はいくつもあった。
壺はいっぱいか、という話と、人に評価されるために大切なことは、ほかの人が言えないこと、知らないことをいえるようになる、独自性を目指すべきだという話がそうだった。
もしジャングルで道が2つに分かれていたとする。どちらかは死につながる道で、片方は安全な道だとする。どちらに進むのか、となったとき、大勢が右に行く、と言ったら、俺は左に行く。左に行ったらひどい危険があって死ぬかもしれないけれど、右に行った仲間は助かる。俺は犠牲になってしまうわけだが、別にそれでもいいような気がする。もし右の仲間がみんな死んでも、俺は助かるのでとりあえず全滅は免れる。
現在はそれが少しハマり過ぎて、彼しかわからない、という理由で馬鹿みたいに忙しくなってきている。