風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

日本経済2020年危機

 

 俺の注目している経済学者の三橋貴明大先生のありがたいお言葉の書いてある本。小さな政府という目標にこだわり過ぎたあまりに、日本は緊縮財政に走っていき、橋下政権のあとは日本はデフレと少子高齢化の道を走っている、ということを説明してくれている。消費税を10%にすることが日本経済にとってとどめになっている、ということを論じており、そうして、日本は消費税をなくすべきだと彼は論じている。

 自分は正直、あまり経済学には興味がなかった。身近な学問ではないからだ。自分は身近なハウツウものが好きで、ステーキを焼く前に隠し包丁を入れたほうがうまい、のような話や、エクセルの便利なコマンドとか、そういう学んですぐに使って役に立つものに心を惹かれる。

 経済がどうして悪くなったのか、を学んで考える時間があったら、どんな経済の下でも食っていけるだけの知識と経験を集める方がいいや、と考える性格だったのだ。

 なので、経済学はとても自分からは縁が遠かったのだが、なんで世の中がこうなっているのか、そうしてこれからどうなっていく見込みなのか、を知ることは、自分の周りのことを解釈する上で役に立つかもしれない、と思い始めてもいる。

 ひとまず、株価の激しい下落にあわせて、資産の防衛がそこそこ間に合ったのと、それから空売りで俺の月収3ヶ月分くらいもうけることができたのも、日本経済は悪くなるだろうという彼のすり込み通りに、コロナのせいで世界が崩れたからでもあった。