風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

曇天にウインクを

700に目覚めた。昨日休んでいた間に、自分に圧力をかけるメールがないのか、自分の非をなじるメールはないか、ハラハラしながら会社のパソコンを開けてみる。幾つか返信が必要と思えるメールを見つけたので、1日遅れとなったがメールの返信をしてみる。それくらいだった。血圧があがるようなメールは来ていない。

取り越し苦労か。なんの緊張なのか。

同僚たちは助けてくれる、人は結構助け合えるものだ、という認知を自分は持ちきれてないのだな、と我に返って残念に思う。我ながら寂しいことだ。

人は基本的に助けてくれないから自分でなんとかしないといけない、というのが、自分にとっての世の中なのだ。だから、備えにこだわるし、身を守るために勉強だって力が入る。

友人のKに、人に関心がない、言われてしまうくらい人にあまり興味がない。好かれているとか、嫌われているとか、評価されているとか、馬鹿と呼ばれているとか、さほど気にならない。ただ、人に迷惑はかけたくないな、という気持ちはあるので、そのラインで人への対応をしてコントロールしている。

 

人に期待しない、というこの自分を作るベースとなっている、あきらめ感。

これのおかげで、誰かに対して腹を立てたり、カッとすることは減る。しかし、その裏側にあるのは、人は助けてくれないだろうということを前提にしている物の見方ゆえの、ピリピリと張りつめた緊張なのだ。

なんか俺、ちょっと可哀想なやつかもな。