風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

桜散歩

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 ずっと自粛ムードで家にいないとならなかった息子と、植物のように家に閉じこもっていた俺だったので、天気が良くなったので外に散歩に出掛けた。散歩はやはり歩き慣れない道がよかろうと、小さい川の横の道を2人でクイズを出しながら歩いていく。風が強い。桜の花びらがいっせいに枝から離れて、どこかへと飛んでいく。桜の吹雪だ。

朝の3時に起きてしまったので、いまいち元気ではないのだが、太陽にあたらないと鬱病になってしまうリスクが高まるので、せっかく惜しげもなく降り注がれている陽光を浴びないという手はない。

 

息子がブックオフで買ったトレーディングカードが、強い風に飛ばされてしまってあとで探すときにテンテコ舞いした。そんなこともまたいつか楽しく思い出すのかもしれない。

今はなかなか明るい気持ちになれないのだけれど、仕事がなくて先のことが心配という人たちもたくさんいる時代になってきているのだ。

 

家に帰ってご飯を食べてから、少し昼寝をしたら寝る前とは全く別人のように気持ちが前向きに元気になった。この認知の激しい切り替わりにはいつも戸惑ってしまう。あんなにいやだったものが、今はそうでもなくて、そうしてそれはまた何かの弾みで俺を苦しめるものにまた転じてしまうのだ。

 

昼に窓を開けていたのか、寝室に数枚桜の花弁が落ちていて静かに優しい気持ちにさせてくれた。