350に目覚めた朝に

仕事のストレスからはほぼ解放されたというのに、どうしてこんな時刻に起きてしまったのか、そうしてほとんど眠気も感じないので、これをいっそ好機ととらえることにした。日中眠くなったとしてもどうせ仕事もないので、寝てしまえばいいのだから。

マットレスの保温性が高すぎるのかもしれないな。

体温が上がってしまうと俺はあまり眠れないのかもしれない。冷たい板敷の床に横になっている方が気持ちよく眠れる気がする。

 

コロナで世界は随分と活気を失った。

見たことがないような世の中になってしまった。

 

俺も母親もずっと自宅にいる中で、そこに混ざって暮らしている小学6年の息子の感覚はどんなものだろう。

大人の中にひとりだけ溶け込まざるを得ない息子は、大人と接している時の自分のスタイルを確立して、それを装着しなくてはならない。子供達同士の中でのみ育まれるはずの感性や経験はずっと日陰の花のように発育が止まってしまう。

うちの場合、俺は別に乱暴したり、イライラしたりしていないので、子供にそんなにストレスは与えていないつもりなのだけれども、それでも、親とずっと引きこもっていると、子供の心に何かよくないことがあるのではないかと思ってしまう。

とはいえ、大人もいくところがないのだ。

核シェルターに閉じ込められてしまった人のようだ。