風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

あるいて行くとぶつかる チベット

ハッピーマニア安野モヨコが面白い。

女性の、女性目線での、自由に恋愛していきたい、という奔放な情念が吹き出しているから。これはつまり、自由はダメだという縛りがあるので物語になるわけだが。

 

あるいて行くとぶつかるんだ、に、チベットの結婚のことが書いてあった。以下引用。119頁から。

 

チベット人はわりあいすぐ結婚し、それと同じくらいすぐ離婚してしまう。結婚の、恋愛それぞれ3回、などという人をたくさん知っている。強者ではそれぞれ5回なんてのがいてびっくりしたが、そういう人から聞いた話を簡単にまとめると「人生」に関係してくる。

結婚はしたが1年ほどつきあっているうちに最初の頃の熱情は消えてしまっていて、いま喧嘩ばかりしている。当然嫌いになってくる。そんな人と我慢してつきあっているのは無意味だし互いにつまらない人生になってしまう。だったらそれぞれあたらしい好きな人を見つけて楽しく暮らしたほうがよほどいい。こういうシンプルな気持ちで簡単に結婚、離婚を繰り返しているのだ。