風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

3日目

会社のメールが怖かった。

何か、休みを返上させられるような連絡が来ていないか、俺のやり残しで誰か困っている人はいないか、大きな作業負担を予感させられるやり取りはないか、知らなければないのと同じ、なので、休みの間はメールを見ないようにしようと思っていた。が、実は、メールが来てるにしても来ないにしても、メールの有無を確認した方が、来ていたらどうしようと悶々とするよりも精神衛生に良いということに気付いた。

 

宇多田ヒカル

Show me love という歌で言っていたな。

 

逃げたら

余計怖くなるだけ

 

と。

休みくらい会社のことを忘れよう!と、メールを見るのをやめることにしたのだが、どうせ忘れられないのならば、目を逸らさずに、しっかり横目で確認しながら余暇を楽しむことにしたい。

 

午前中は、ひき肉とブロッコリーと玉ねぎみじん切りを炒めたものを食べた。

昼に買い物に行ってみたら、汗だくになった。

昼はサンドイッチを食べて、夜は冷凍チャーハンにヨメが作ったチャーシューを混ぜて食べた。市販されている春巻きを炒めてみた。

 

昼ごはんの後、足がむくみやすいので、足を少し高くして、ビーズクッション、ヨギボーに足を乗せた。日差しが暑くなる一方で、水気をはらんだ冷たい風が部屋に吹き込んでくる。昼風呂に入って、そして風を浴びる。いつのまにか寝てしまっていた。いびきもかいていたらしい。

俺は寝そべって、何も読まず、何の番組も見ないで、雲が風に流れて分速で1センチずつくらい動いていくのを、見るともなく視界に入れてぼんやりする。なんと贅沢なひととき。あえての時間の無駄遣い。ただ風を浴びているだけの時間。

 

この後、家中のエアコンのフィルターを掃除した。今のフィルターは埃がわしわしとくっついていた。水に流したらスッキリした。