風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

5000円の髪型

コロナのせいでいつも使っているQB HOUSEが営業を見送っている。

近所には他に床屋は1つしかないのだが、9人待ちなどなったりして驚くほどに混雑している。

ということで、先日、息子が散髪をした、少し高めのヘアサロンに行ってみた。髪の毛が長くて耳や首に触るとイライラしやすくなる、それを我慢しているとストレスになるし、家族の喧嘩の元になってしまう。それくらいならばさくっと少しくらい高くてもいいから切ってもらってしまった方がよかろうと判断して。

従業員のお兄さんは、先日いらした息子さんのお父さんですね、とこちらのことを覚えていてくれた。

お客さんのことを覚えている、というのは客商売でとても大切だと思う。

兎に角、耳の周りや首回りに髪の毛が触ると気になっていろいろなことに集中できなくなるので、切ってください、と強くお願いしたら、だいぶんすっきりとこちらが望むところまで切ってくれた。QB HOUSEでも同じようなことをお願いするのだけれど、どうもしっかり切ってくれない。1度、もっと切ってくれ、とお願いしたら少し切ってくれたのだが、まだ物足りなかったことがある。でも、待っている客も多いし、安いし、そんなに髪型に拘ってもいないので、まあいいや、と妥協したのだった。今日は心行くまで満足できるところまで何も言わなくても切ってくれた。

さすが、5000円の散髪である。

自分のことを覚えていてくれていると、こないだと同じようにお願いします、と言いやすい。

すると満足のいく仕上がりが得られるので気分がいい。この高い散髪にはそういう満足も価格に含まれているのだろうなと思った。