風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

地球上の全人類と全アリンコの重さは同じらしい

椎名誠のSFチックな随筆。もし、こんなことができたなら、という切り口で、椎名誠の自由な想像力と豊富な知識で思ったところを書いてくれている。この本のタイトルも、へえ本当かよ、とつい言いたくなるが、そんな話がたくさん出てくる。

椎名誠、面白いなと、昔の、さらば国分寺書店のおばば、なども読み始めたが、彼の初期の作品はやはり自分にはあわない。過剰な修飾と、大袈裟な書き方が、自分には眩しすぎて読んでいてつらい。

歩いていくとぶつかるんだ、や、死について、は、比較的最近の作品で、年をとって枯れてきているのか、うるさい感じ、眩しい感じがなくなっていて、読んでいてちょうどよく楽しい。