風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

真夜中に噛まれて

1時くらいまでスマホゲームをしてしまい、でももう寝ようと布団には入った。うとうとしながら、息子が目指す中学に受かった後の通学について、思いを巡らせていた。少し意識がなくなった頃に、俺の指を何か硬いものがカリッと噛んだ。

飛び起きた。

部屋の電気をつけて何かいないか見回してみたが、特に見当たらない。ザリガニに挟まれたような、ハムスターにかじられたような、そんな感じだったので、その犯人を見回してみた。

見当たらないので、あきらめて、またしばらく布団に入った。そしてまたうとうとした頃に、再び指を何かにかじられた。なんだと?今度は明かりをつけずに、暗い中で目を凝らしてみた。なんか黒いものが布団についている。誰?

よく見てみたら、カナブンだった。

このマンションではカナブンが夏になるといつも繁殖して、よく、通路でひっくり返って足をばたばたさせている。かじられたと思ったの、カナブンにしがみかれたときの、あの痛さであった。

 

ティッシュにくるんで別室の床に投げた。そして扉を閉めた。

何度も寝入り端を起こされたせいで、朝の400までうまく寝ることができなかった。