風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

アンナチュラル 2

このドラマの緊迫感はすごい。やはり井浦新の悲しげな目つきと、何かに取り憑かれたような心ここにあらず、という感じが半端ではないからだろう。井浦新は検死科医として、死んでしまった自分の恋人を解剖したことがある。そのとき以来、彼の心の何かは死んだままなのだ。彼にとっては世界はもはや「くそ」だらけなのだ。

何故かこのドラマを見た後は、少し仕事をする気が回復している。世界の理不尽さ、容赦のなさ、そういうものに触れさせられたあとだから、自分が仕事で向かいあわないとならない理不尽さなんて、それに比べたらささやかなものだからだろう。

それから仕事のためにいろいろなことを犠牲にして、こらえて、結果を出している人たちを見て、自分も仕事を頑張らないとだな、という気分にさせられる、というところか。

まだこのドラマを見ていない人にはぜひ見てもらいたい。自分がこれまで見てきた連続ドラマの中で、この作品は第一位だ。