風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

大阪とウチの台所

台所に立って野菜や肉を切っていると、大阪駅の周りの景色が頭の中に必ず蘇ってくる。大阪出張で30代の頃、とてもひどいプロジェクトで働いて尿道結石になったりしたからか、変なふうに心に焼き付いているのか。40代の時にも頻繁に大阪に出張していた時期があった。どうも大阪の町は自分の心に親しまない。なのに、時空の歪みで実はウチの台所と大阪の桜橋口はつながっているのかも知れない。

 

自分には大阪の町は夜の思い出しかない。昼はずっと事務所にいるからだ。ひとりで荷物を抱えて夜中にホテルに移動した思い出が、暗くて重い。夜中にタクシーで何度もホテルに帰ったことを思い出す。もう行きたくないな、という町を、どうして料理をしていたら思い出してしまうのだろう。