風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

草木もねむる

10時半にひどい眠気が俺の体を灰色に覆った。布団を敷いて横になった。息子が勉強を一緒にやろう、と、寝床にきたが、眠くて眠くて相手ができそうにない。なんかそれをみたヨメが癇癪を起こして、うちには受験生がいるのにどうとか叫んでいた。あー、やだなあ、怒ってるなあ、と思ったけれども、結局寝てしまった。

今週の仕事もなかなかに頭を使わせられた。何をどうやったらいいのかを決められない女の子のサポートの仕事をしているのだが、彼女はやらないとならないとなったことには驚異的に頑張れるのだが、お客さんの指摘に対してどう対処したらいいのかわからない。作戦が立てられない。

作戦を立てるのは難しい。だから、彼女を責めては可哀想で、そういう彼女にお客さんと直接話す仕事をさせてはいけないんだよな、と、思う。

そんなわけでちょいちょいと1日に3回くらい、俺の仕事中に連絡してくるのだが、何を相談したいのかもまとまっておらずに、あー言われました、こう言われました、と、事実を並べてくるだけなので、だから何を相談したいのかな?というところから、助けなくてはならず。

一生懸命にやってる人を助けたい気持ちと、考えて何かを決断するという、頭に負担のかかることを押し付けてくる人への苛立ちとがクロスする。

そんなこんなでストレスがたまったのだろう。とんこつラーメンを食べたいなどと俺が自分から感じるなんて、3年に1度くらいの珍事。家の近くのラーメン屋で晩御飯を食べた。そして帰宅してからもずっと横になっていて、あまりに眠いので、布団を敷いて寝てしまったわけだ。

そしてよく眠ったと布団からそろそろ出る時刻かと思って時計を見たら午前中2時半。草木もねむる丑三つ時。起きるには早すぎる。夜明けまではまだまだ時間がかかる、と思うと、気分が暗くなる。窓の外を支配している明け方前の空の暗さは、見事に黒い。濃淡のない闇。

そして腹にたまっていたラーメンが、どちらかというと消化器官の弱い俺をさいなみだした。やはりトンコツは俺には無理なのか。痛い痛い、と、布団の中でのたうつ。あー、懐かしい痛み。小学生の頃にはお馴染みだったやつ。

息子が入試の日にこれに襲われないと良いのだが、と、思いつつ、やがて耐えられずにトイレに行った。はい下痢。すっかり出してから、牛乳を温めてから飲んだ。そして風呂に入ることにした。身体を温めるとお腹にも良いかと。そして眠気も舞い戻るかも。そして今、風呂の中でこれを書いたところだ。

冷蔵庫のヤクルトを2本飲んで、乳酸菌を腹痛にお見舞いする。

今週も忙しかったなあ。