風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

休みを勝ち取れ

とりあえず明日はゴールデンウィークに働いていた分の埋め合わせということで、何とか休みを取った。ここで休まなかったらストレスで悶死しかねない。俺は社畜じゃない、うちはブラック企業じゃないはず、と、のたうち回るところだった。

部長級の偉い人から電話会議があり、お客さんは6月も誰かコンサルタント職の人に来て欲しいと言っているのだ、と伝えられた。あなたに休んでもらうためにも何か良い知恵を借りたい、と。まるで俺に良い知恵がでなければ俺に休みを返上してもらうかのような口ぶりだった。が、しかし、俺の責任ではないんだよね。お客さんが俺がいないとどうにもならない状態になるのを放置していたのは。プロジェクトマネージャーの責任だよね。まあでも、どうにもならないお客さんだったことはわかっている。

ということで、6月の夢のような長い休暇に暗雲だ。が、この休みを心の支えにしてきた部分もあるのだから、もう、ここで休みを返上してくれと言われても首を縦にはやすやすとは振れない。

まあ、彼にしてみたら、俺を、6月も働かせるということも選択肢のカードの一つとして確保したかったのだろうと思う。選択肢は多い方が作戦は立てやすいからね。でもね、ここで休めなかったらいつ休むのやら。すでに7月に次の契約が見え隠れしている。前々から申請していて、承認までしてもらっている長い休暇を、反故にするようなことを匂わせてしまうことで、彼はちょっと俺の中で株を下げたな、と思う。