風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

ハコヅメ

 

もっとホワホワした話かと思っていたのだ。ツマが面白いというので2巻から読み始めた。超エリートの交番勤務の「藤」と、新米の女の子が二人で色々な事件や出来事に交番勤務の警官として向かっていくという話。短編がつづく形式だけれど、何週も1つの話がずっと続く場合もある。藤は男子警官には「ゴリラ」と言われるほどに気が強くて、言葉も悪い。顔は美人なのだが、何しろ容赦ない。

藤の顔は、ちょっと楳図かずおの描く女子の顔に似ている。目が大きくて異様に書き込みが細かくてちょっと劇画っぽいのだ。

物語は刑事さんたちのリアルな暮らしを描くトーン。難事件も怒らないし、凶悪犯罪もほとんど発生しないけれども、やはり街を守る交番には色々な出来事や事件が繰り返し起きている。そういうことを読ませてくれる。