風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

ゴールデンカムイ

アイヌ系の話なんだろうあ、と、なんとなく読まずに避けていたこの作品だが、手に取ってみてよかった。面白いじゃないか。

不死身とあだ名される男とアイヌの元気で賢い女の子が、アイヌ埋蔵金とよばれるどこかに隠されている金を探す話。しかしその金を狙っている勢力があり、それらとの戦いを繰り広げながら、少しずつ色々な事実が明らかになっていく。

アイヌの文化や風習、アイヌの言葉がさりげなく漫画の中に散りばめられていて、読んでいるだけでアイヌの人たちの暮らしについて勉強になってしまうのが楽しい。

しかしやはり物語として王道を行っている。強い男とそれと行動を共にする女の子、そしてその二人に害をなす、次々とやってくる男たち。埋蔵金の謎、強力な敵、面白くなるための条件がみっちり揃っている。そして実際にとても面白い。