アルゴリズム思考術

 

アルゴリズムというのはコンピュータの用語みたいなもので、こういう性質のものについてはこのように考えて取り扱うのが合理的だ、ということについて書いている。

最初の章は、秘書の採用についてを例にしている。

秘書を採用する際に何人と面接をしたらいいのか。もっといい人が出てくるかもしれない、という期待と、延々と面接をし続けるわけにもいかないと相反する状況でどのように考えたらいいのか、について数学的なアプローチも入れて解を出してくれる。3人まではとりあえず面接をして、それ以降は、これまでで最も良い人が出てきたらそれを採用する、というアプローチが数学的には最も合理的なのだという。これは駐車場問題(目的地からは遠いが駐車場は空いている、近づくにつれて駐車場は埋まっていく。どの辺で駐車してしまうのが合理的か)など、割と日常でもよく出てくる問題だ。

不確定なことで人生は満ちてきるので、そういうものに対して、このように扱うのがいいのではないかという話について、ソートについて、キャッシュについて、色々、書いている。キャッシュの話はなかなか有意義だった。次に使う確率が高いのは、直前に使った情報である、という考え方がCPUのキャッシュの考え方なのだが、俺が色々なメモを記録している One Note というメモツールでも「あれはどこに書いたかな」ということがしばしばある。これに即して考えると、いつ書いたか、で、ソートするのではなく、いつ使ったのか、でソートする方が検索目線で考えると有効だということになる。

なので自分は、One Note でメモを読み返したら、読むたびにその記事をOne Note のトップに動かすことにした。確かにこれで少し仕事の効率が良くなった。この方式は、この本でも書かれているが、野口悠紀雄の「超整理術」で封筒に書類を入れて、最後に使ったものは書類立ての一番右に置いておくルールが有効だ、としていた考え方と同じである。

ちょっとしたライフハックに詰まっていて、なかなか面白かった。