夜と霧は、フランクリンというユダヤ人心理学者がドイツの強制収容所での経験を書いた本だ。最近、こういう極限状態の人の本を読むのが、俺の流行。まだ一章くらいしか読んでないが、流石の名作、なるほどと思うことがあったので、ここに書いてみる。
裸にされて全身の毛を剃られて狭いところに閉じ込められて、シャワーを浴びせられながらフランクリンが考えたことは、何か。
このあとどうなるのだろう。
という、好奇心だったそうだ。
自分を離れた目線で自分をとらえることが、人を冷静させる上で有効なのは知っていたが、なかなか難しいよなと思っていた。
欲望から、怒りも不安も生じる。
仕事でもそんなことだらけなのだ。そこで、俺、このあとどうなっちゃうんだろう、と好奇心の目で自分を見ることができれば我を失いにくくなるな、と思った。
心が苦しくなってきたら次の言葉を唱えるように、習慣づけたい。
これからどうなるのか楽しみだ。