風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

生存したまま

クリニック放火により24人が落命する事件から1週間。殺意を抱かれる謂れのない人たちを巻き込む、ショックな事件だった。神田沙也加は、iPhoneで名前が自動的に変換されて出てくるくらい有名だったのに、自殺してしまった。コロナで大勢の人たちが病死した。昔の知り合いが2人、鬼籍に入った。死を身近に思わせられる一年だった。

死んだら気づくことも感じることもなくなる、と思えば、ヘッドホンから流れる曲も、電車の中で見る川面に映る青い空も、見事なグラデーションの朝焼けも、すごく大切な美しいものに思えてくる。

今年もこうして暮れようとしている。