風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

おいしい給食 2

ドラマが終わってしまった。何かを食べる、ということをドラマにしているものは、いろいろあるけれども、このドラマではそれが給食である。

自分でメニューを選べない。その制約の中で工夫を凝らして、与えられたものを最大限まで楽しもうとする姿勢は、哲学的とすらいえる。

しかしそんな堅苦しい気配は全くなく、ドラマは大好きな給食を楽しむ先生と、そして給食を楽しむ上でさらに上をいく生徒との淡いバトルが毎回繰り広げられる。毎回楽しみにしていた。

食べ方を凝らすのを見て楽しむだけのシリーズ1よりも、彼を取り巻く人たちの当惑とそして彼への理解や愛情を描いた2の方が大人向けの仕上がり。給食バトルという、なんともスケールの小さい物語なのに、最終回は少し涙がでた。シリーズ1の最終回もとても好きだ。

 

何かを好きだと思うこと、それを楽しんで没頭すること。一種のオタク道だけれども、最近それが欠乏している。パチンコにも飽きてしまい、ドラクエライバルズはサービス停止となり、マイホームヒーローは最終回を迎えて3ヶ月くらい止まっている中、うーん、好きだな、楽しいなあと熱中できるものを見つけられないでいる。

20代の頃は仕事をより上手くやるために勉強することが、結構面白かったのだが。今は余暇に仕事に関する文献を読んだり、システムを動かしてみたりすることは、何だかつまらない人間になってしまったようで、気がのらない。

 

主人公の甘利田先生をとても羨ましく思う。