風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

音楽


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ネットで評価がいいので見てみた「音楽」という名のアニメーション映画。

手描きだというのが伝わってくる、とても素朴で飾り気のない話。観た人をどういう気持ちにさせたいという願いのような熱意のようなものはあまり感じられず、ただ展開に身を任せて見ているだけでなんだか気持ち良くなってくるような、ドラッグ性のある作品だった。主人公のケンジは、会話の中でちょっと黙るのだが、この沈黙の長さはこれまで見たことのない長さのものもあって、10秒くらいずっと同じ顔の同じ映像を見させられることがある。この、人を不安にさせるようなケンジのペースが、この作品の味だし、先が読めないところが、見ていてなんだか気持ち良くさせられるポイントかなと思う。