何のために生きるのか。
人に優しくするため、と自分で決めてみた。
家族でも、職場の人でも、全く知らない人でも、相手は誰でも構わない。
自分を犠牲にしたりはしないし、何よりもやったことを相手に話したり、自分で誇ったりはしない。それをした途端に、それは相手のためではなくなる。自分のためになってしまう。すると、それの成否は相手次第になってしまう。
だから、そっと、なんとなく、人に優しくするように心がけながら生きることを、自分が生きる意味にしてみたらどうかと思った。
優しさのかたちは人それぞれ。
相手にとってそれが優しさなのかどうかは、気にしない。
人のために役に立っている、という気持ちが自分の根っこになる。自分を支えてくれる。たぶん。
仕事の中にそれを求めていこう。やらないとならないのでやる、のではなくて、やることで喜んでくれる人のことを考えながら、その人の笑顔を考えながら、取り組むように心がけてみよう。それが実は、相手のためでなく自分ためになる気がする。
喜ばせたい人がいない仕事の時は、機械になったと思って心を石にして働こう。
そんなことを意識しながら、年寄りになっていく自分とうまく折り合っていきたい。