風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

ジジイは唾を出すのが苦手:PCR検査

ツマが2つ隣の駅前の薬局でPCR検査が無料で受けられることを調べてくれた。会社の都合でPCR検査を受けなくてはならなくなったのだ。有料でやってくれる病院が家の近くにあることはあったが、無料でやってくれるところがあるなら、それに越したことはない。有料でやっている病院があり、無料でやってくれる薬局がある、この辺の混沌がこのコロナという病気がもたらしている混乱でもあろう。

いく途中で財布に免許証も健康保険証も入っていないことを思い出して、慌てて乗っていた電車を降りて逆方向に向かった。これを知ったツマが家からそれらを持って駅まで出向いてくれた。駅から家まで10分くらいなので、往復分で20分を稼ぐことができた。大感謝だ。

駅に行ってみたらその薬局は本当にすぐ目の前だった。

薬局にはPCR検査が受けられることについてはどこにも書かれていない。でも処方してくれるところに行って聞いてみると、笑顔でにこやかにやっていますよ、と女の人に言われた。

そして色々紙に書いた。生年月日とか住所とか。

その後、新たにもらった紙に書かれた内容に従って、スマホからまた生年月日や住所を打ち込んだ。生年月日を入れるところが2回出てきたり、なかなか操作がトリッキー。年寄りにはちょっときついかも知れないな、と思ったが、俺ももうジジイのカテゴリーかも知れない。キットについているバーコードの番号や、宅配の荷物番号も別の画面で合わせて2回入れさせられた。入れ間違いを防ぐためなのかな。

 

検査キットをその場で組み立ててもらい、はい、このストローを使ってここに唾液を出してください。と言われた。唾液を人前で頑張って出す、という経験は初めてだった。生きていると色々なことがある。唾液はいぜ自分で出そうとすると思ったようには出ない。さあどうだ、結構だしただろう、と思って、容器を見ると「ここまで」と言われていた線までまだ出ていない。んー、まだ足りないか。と、また唾液を出そうとする。エロいことを想像したら唾液が出るかな、と思ったがあまり効果がなかった。

ようやく求められているだけの唾液が出たので、それを薬局の人に託して帰宅。すごくいい天気だった。どうやって検査を受けたらいいのかその手間を考えるのが憂鬱だったので、実際に検査が終わって肩の荷が一つ降りた感じだった。