息子の出した最高得点。
オレの出した最高得点。オレの負け。
お互いに「この人、思ったよりも歌がうまい」であったようだ。
棒読み風、ボーカロイド風の歌い方しかできないだろうと思っていた息子だったが、確かに情感あまりこもっていないが、音程の正確さは見事だった。息子も父の歌の良さがわかるようになってきたらしく、オレが歌っているときに「うまい!」と言ってくれていた。
勝負曲に選んだものも、お互いが知っているもの、ということなので、最近の歌にしなくてはならず、そして最近の歌はちょっと昭和生まれのおじさんには難しいようだった。2曲で勝負することにしたのだが、結局のところ、いずれも息子の勝ちであった。
男って「勝ち負け」好きだよねえ。「感電」は1点に満たない差で負けたので、もうちょっと予習しておくのだったと反省しきり。
1つが、これ。MIU404というドラマの主題歌だよね。
米津元帥が歌がうまいことが改めてわかった。玄師ね。
もう1つはこれ。MIXED NUTS。
こっちに至っては完敗である。難しすぎる。
仕方が無いので、別で「最高得点が高い部門」を急遽オレが勝手に作って、オレは昭和アニメ歌謡の「海のトリトン」で、絶唱の気持ちよさを味わう。そしてそれまでの最高得点をとって、一矢報いたと思った。のだが、中学生は手加減とか、顔を立てるとか、そういうのを知らない。
じゃあ、これを歌うよ、と「前前前世」が炸裂。いや、画面の歌詞と途中から前前違うじゃん、となっているのだが、音程を合わせることに専念して集中しているので画面など見ていない。本人も、歌詞が途中から違っていることも気づかなかったらしい。すごい集中力だね。
そんなわけで負けてしまいました。それがこの冒頭の点数です。