風紋

外資系のソフト会社 コンサル職のおっさんの日々

竜泉寺の湯(横濱)

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ツマが見つけてくれたので、うん、安近短でリフレッシュできるし、行ってみようということでJR横浜線の中山という駅からこのバスに乗る。

バスの中は外からまったく見えない。護送車みたい。平日だというのに、半分くらいが俺と同じくらいのおっさんサラリーマン、残りのうちの半分は勉強できなそうな大学生集団、そしてあとは、おじいとおばあだ。

20分くらいバスに乗って到着。お湯に入るだけなら650円、さらに岩盤浴やら漫画コーナーやら楽しむならさらに700円くらい。オレは両方ついているやつで入場。

10:00くらいの平日だからかなりすいているかと思いきや、なかなか人がいる。露天風呂に置いてある籐で編まれた椅子も10個あるのだが、あいているのは2つだけだった。浴槽も10くらいあるけれど、どこにも1〜2人の人が入っている。お〜繁盛しとるのお(かねお風に)。

これだけ種類があってお湯もちょうどよい。気持ちよい。これで650円ならばコスパいいんじゃないかなと。

せっかくなのでマッサージも予約した。6000円かかるけれど、いってしまおう。

浴場の横には「垢すりコーナー」があるようで、カーテンの向こう側でおっさんがトドのように寝ていて、その横でお姉さんらしい人がこすってくれている風情であった。むむ、なんだか王様っぽくてうらやましい、あちらにすればよかったかなと思った。が、なんだかそれを理由にマッサージをキャンセルするのも浅ましくていやだ。

今日はマッサージしてもらうことにする。

tsurugamine.ryusenjinoyu.com

マッサージは無口なお兄さんが施術だったが、上手だった。少し寝た。

そして、なんとかビラという岩盤浴のコーナーへ。小さいカプセルホテルみたいな空間があちこちにあって、そこに潜り込んだ。どこが岩盤浴なのかと寝転がりながら思っていたが、こんなものかな、と思ったが、そこはただの休憩ルームであった。岩盤浴のコーナーはまた別だった。入ってみてごろりと横になる。おお、暖かい。音楽もなんだかほっとする。自分の人生について考えてみたりしようとして、また寝る。

漫画コーナーで、喰う寝るふたり住むふたり、を読んでみる。

ほほお、男女の側から交代交代で同じエピソードをなぞるという形式、これは新しい。2巻の途中まで読んだ。恋愛ものはどちらかサイドから一方的に語られることが多いと思うので、こういう両側から書く話って面白いよね。

施設を出る前に、意地汚く、もう1度お風呂に行ってみた。

お昼過ぎたからか朝の3倍くらいの人がいた。落ち着かないのでささっと湯につかって出てきた。平日なのにこんなに混んでいるとは。まあ、これなら潰れる心配ないでしょう。中国人が利用するようになると、彼らは大声でしゃべりまくっているイメージなので、また少し雰囲気変わるかも知れないけれど。

 

14:10くらいに建物をあとにして、バス停を探して歩き出す。15:00まで送迎バスが来ないので。じっとベンチで待つよりはバス停を探して風に吹かれるのも面白かろうと。結局、帰るのと反対側に行くバス停に並んでしまった。鶴ヶ峰というあさっての方向に行くバスに乗ってしまい、また鶴ヶ峰駅からバスに乗って十日市場駅に戻ることとした。

すると、時間帯と経路の関係で高校生たちがバスに乗り込んできた。

ロングヘアの黒髪の美少女が俺の近くに立った(マスクしていたから補正がかかっているかもしれないが)。目がぱっちりしていてCGのようだ。すごくドキドキしてしまった。うわー、綺麗な女の子だ、さて、どうしたものか、と、ちょっと顔を視線のはしで見たり、見ていることを気づかれないように窓の外を見たりして、むっつりおやじ全開で申し訳ないことに。若い女子というだけでも、初老のおじさんの目は痛むのだ。

女子校で働く先生の変なエピソードを集めた漫画

 

十日市場に到着。

15:00になっていたが、まだお昼ご飯を食べていなかったので、腹ぺこである。ああいう温泉施設の食事がおいしくないというイメージが、万葉の湯のせいでしみついてしまっていて、食事をとる気がしなかったのだ。「モスバーガー」と「なか卯」で迷って、「なか卯」を選んだ。さらに親子丼にするか迷って(なか卯の親子丼はうまい)、大奮発してうな重ランチ1500円を注文することにした。もう今日は、余すところなく贅沢な1日にしよう。

なんとなくレンジでチンしてだしたやつ、という感じのうなぎさんだったが、それでも十分にうまかった。意外だったのはついでについてきた冷うどん。

安くてうまい!これはおすすめしたい。

 

そんなわけでいい一日だった。そのせいで、家に帰ってからなんだか放心。ツマに息子のご飯を作ってくれと頼まれていたのも、洗濯物を取り込むのも綺麗に忘れてしまっていた。将棋も息子に連敗。ツマが帰ってきて、お願いしたのに、と言うので、ようやく我に返ってスパゲティナポリタンを作って3人で食べた。